Scuba Diving
ダイビング

スリランカを囲む海は様々な過ぎ去った日々の物語を囁きます。各国の王族、海賊たち、冒険者や、スパイス商人たちの航海。暖かい水の中を潜ると、彼らの物語が息を吹き返します。インド洋の宝石のような水は、透明度も高くダイビングにもぴったりです。18世紀の沈没船が海には点々としているほか、ディープリーフ、リーフウォールも探求心を掻き立てます。海岸線沿いのサンゴ礁ではシュノーケリングも楽しめます。島の周りは様々な海洋生物にあふれ魚影が濃いのが特徴的です。南西海岸のヒッカドゥワのサンゴ礁では、グレートバリアリーフよりも多くの種類の海洋生物が生息しているとされています。

いつ行くか?

スリランカは周りをインド洋に囲まれた島国で、通年にわたりダイビングを楽しむことができます。
年に2度のモンスーンの影響により、11月~4月にかけては南西海岸、5月~10月にかけては北東海岸でダイビングをお楽しみいただけます。特に南西海岸では1月~3月にかけて、北東海岸では5月~7月がベストシーズンとなります。

どこで潜るか?

スリランカの海岸線沿いの平均的な透明度は10メートルから12メートル。最も透明度が高いのは北東海岸に位置するトリンコマリーで15メートルから20メートル。その他、外洋では30メートルから40メートルになります。南西海岸では、コロンボ、マウントラヴィニア、カルピティヤ、ネゴンボ、ヒッカドゥワ、ウナワトゥナ、ミリッサ、北東海岸では、トリンコマリー、カルクッダ、パッシクダにダイビングセンターがあります。

よくある質問

日本語対応について
スリランカには残念ながら現在日本人スタッフあるいは日本語対応可能なスタッフのいるダイブショップがございません。インストラクションは全て英語になります。日本語でのガイダンスが必要な場合には日本語ガイドをつける形で手配しています。

体験ダイブをしたいのですが
ダイビングは危険が伴うアクティビティーです。体験ダイブを行っているダイブショップもありますが、すべて英語になること、また万が一事故があった場合には十分な対応を得られないことを考慮したうえでご参加ください。

チャンバーの有無
東海岸のトリンコマリーにのみスリランカ海軍が所有するチャンバーがあります。西海岸でダイビング中に減圧症などにかかった場合には空軍ヘリでトリンコマリーまで移動となります。

アイランドスキューバ

11月~4月はマウントラヴィニア、5~10月はバッティカロアを拠点に活動するダイブショップです。残念ながら日本語対応スタッフはおりませんが、ツアー中は日本語ガイドがサポートします。
Web: http://divelanka.com/

スリランカのダイビングショップ一覧

※こちらのリストはスリランカのダイブショップ一覧です。
利用をおすすめするものではありませんのでご了承ください。

南西海岸(11月~4月半ばまで)
カルピティヤディスカバリーダイビング(カルピティヤ) 
― ルワラリゾートと提携

エピックエンカウンターズ(カルピティヤ) 
― カルピティヤのビーチにショップ、宿泊施設あり
スリランカダイビングツアーズ(ネゴンボ) 
― コッチカデのビーチにショップあり

コロンボダイバーズ(ネゴンボ) 
― ジェットウィングブルーと提携

タプロバンダイバーズ(ネゴンボ) 
― ジェットウィングシー近く

アイランドスキューバ(マウントラビニア) 
― レストランLa Voile Blancheと提携、提携ゲストハウスあり

フライングリザードダイビング(ベントータ) 
― アルトゥガマにショップあり

サンシャインダイビングセンター(ベントータ) 
― ベント―タビーチホテルと提携

LSRダイブセンター(ベントータ) 
― ホテルマリーナベントータと提携

ポセイドンダイビングステーション(ヒッカドゥワ) 
― ヒッカドゥワのビーチにショップ、宿泊施設あり

インターナショナルダイビングスクール(ヒッカドゥワ) 
― コーラルサンズホテルと提携

ブルーディープダイビング(ヒッカドゥワ) 
― コーラルリーフホテルと提携

ダイブフォー・ユー(ヒッカドゥワ) 
― ヒッカトランズと提携

ウナワトゥナダイビングセンター(ウナワトゥナ) 
― ロックサイドカバナスホテルと提携

ウナワトゥナダイブ&ホエールウォッチングセンター(ウナワトゥナ) 
― ホライゾンヴィラと提携

ウェリガマベイダイブセンター(ウェリガマ) 
― ベイビーチホテル近く

ミリッサダイビングセンター(ミリッサ) 
― ミリッサビーチにショップあり

ポセイドンダイビングセンター(ミリッサ) 
― ウォータークリエ―チャーレストランと提携

北東海岸(5月~10月半ばまで)
ポセイドンダイビングセンタ―(トリンコマリー) 
― ニラベリビーチにショップあり

スリランカダイビングツアーズ(トリンコマリー) 
― ウップヴェリのビーチにショップあり

トリンコベイダイブセンター(トリンコマリー) 
― ウップヴェリのビーチにショップあり

エンジェルダイビング(トリンコマリー) 
― ウップヴェリのビーチにショップあり

サンシャインダイビングセンタ―(トリンコマリー) 
― トリンコブルーと提携

ニラベリダイビングセンター(トリンコマリー) 
― ハイパークビーチホテルと提携

インターナショナルダイビングスクール(トリンコマリー) 
― ピジョンアイランドビーチリゾートと提携

タプロバンダイバーズ(トリンコマリー) 
― ウッパヴェリのビーチにショップあり

アイランドスキューバ(パッシクダ) 
― ギマンフリービーチリゾートと提携

フライングリザードダイビング(パッシクダ) 
― パッシクダビーチにショップあり

LSRダイブセンタ―(パッシクダ) 
― マリーナパッシクダと提携

スリランカダイビングツアーズ(バッティカロア) 
― ディープシーリゾートと提携

バッティカロアダイビングセンター(バッティカロア) 
― リビエラホテルと提携

コロンボ・マウントラヴィニアでのダイビング

大都会の喧騒に満ちたスリランカの経済的首都コロンボ、と聞くとダイビングとは程遠いイメージですが、コロンボは実は隠れたベストスポット。海岸からボートで45分ほどのエリアには10以上のレックポイントがあり、スリランカではもちろんのこと、インド洋で最も面白いレックダイビングを楽しめます。カーゴ・レック、メドゥーファルとして知られる完全な形を残した巨大な貨物船を探検したり、ニラギリではミノカサゴと戯れ、第一次世界大戦中の貨物船SS.ペルセウスで歴史を感じたり。コロンボはレックダイブでは世界的に有名なデスティネーションです。

しかしながら、コロンボでのダイビングはレックに限られたものではありません。広角レンズに熱中している人なら、Gorgonianサンゴのガーデンのあるアウターリーフ、マイクロレンズにはまっている人なら、岩礁で沢山のウミウシやカニ、エビ、ヨウジウオといった生き物を観察することができます。もちろん、レックのポイントもたくさんの海洋生物にあふれスナッパーやタカサゴの群れから、外洋から来るイソマグロやサバ、トビエイなどを目にすることができます。コロンボは初心者には少々敷居が高いですので、その環境を生かしてアドバンス・オープン・ウォーターのコースなどでトレーニングをするのもお勧めです。レック・サイトではナイトロックスやディープ・ダイバーの講習も可能です。

時間
午後は波が高くなるため、朝ボートが出発します。7:30にダイビング・センターに集合し、8:00にボートが出発します。

時期
コロンボでは11月1日から4月10日までダイビング・センターが開業しています。(4月下旬から10月まではパッシクダに移動します。)

天候状況
ベストシーズンは2月~3月。12月から1月上旬にかけては比較的風が強くなるため、特に昼頃では沖合でのダイビングに影響することがあります。水の流れは通常穏やかですが、外洋では早くなる場所もあります。水の流れが速いと、深い場所でのダイビングはディープ・ダイバーを証明できるダイバーのみの参加となります。11月から12月前半にかけては夜間雨が降ることがありますが、日中は通常雨はありません。1月~3月はコロンボはもっとも乾燥した時期で、太陽の輝く日が続きます。水の温度は平均28度。3ミリのウェットスーツであれば十分です。

透明度
沿海のリーフやレックポイントは大体平均して10メートル、外洋では30メートル越えも珍しくありません。海岸近くのリーフはトレーニングサイトとして使われますが、砂などにより透明度は3メートルに落ち込みます。

設備
機材レンタル可、ナイトロックスあり、ボートは2台(トイレなし)、チェンバーは国内でトリンコマリーのみにあるため緊急時はヘリコプターでトリンコマリーまで手配可能。

パッシクダでのダイビング

スリランカの東海岸で最も絵にかいたような光景の広がるパッシクダには、初心者からテックダイバーまで楽しめるポイントがあります。パッシクダでのダイビングの魅力は、バタフライフィッシュやエンジェルフィッシュなどのカラフルな魚たちが集まる元気なコーラルガーデン。Leather Coral Reefなどのリーフがガーデンのようにあつまり、小魚の群れで溢れているほか、Kayankerniリーフなどが集まる浅瀬のリーフはシュノーケリングにぴったりです。

冒険を求めているダイバーには、深い岩礁やレックなどアドバンス・ダイバーに適したポイントもあります。ヒメジやスナッパー、クマノミ、コショウダイ、シマアジア、ナポレオンフィッシュ、エイなどの群れがよく見られます。パッシクダはレックダイビングの拠点でもあります。パッシクダ周辺には浅瀬に、第二次世界大戦中、1942年の日本のゼロ戦の攻撃により沈発した英国海軍空母ハーミスなどのレックポイントもあります。

時期
パッシクダでは5月1日から10月15日まで開業しています。

天候状況
ベストシーズンは5月から6月、海も穏やかで透明度も高いです。7月~8月は強い風とプランクトンが増えるため透明度が低くなります。しかし、この時期でも海洋生物を見るにはちょうど良いです。j東海岸は西海岸に比べて雨が少なく、ダイブシーズン中は晴れた日が続きます。水温は平均28度ですが7月から8月にかけては若干冷えます。3ミリのウェットスーツが適当です。パッシクダの水の流れは常に穏やかですが、外洋のポイントでは特に新月の日は水流が速くなります。

透明度
沿海のリーフやレックポイントは大体10メートル、外洋は平均15メートルですが良い日だと25メートル以上になることもあります。